「不安のしずめ方40のヒント」の後半を読んで

不安のしずめ方40のヒントの前半は不安を抱える人類が頷きまくる内容でした。

後半はというと…31〜少し老後の話になり、ここはまだわたしにはピンと来ないところがありました。

はしょると、文句ばかり言わず過去の武勇伝ばかり語らず

自分が過去こういう苦労をしたけどこうして乗り越えた、という話をしなさいということでした。

4章 幸せを実現するための処方箋

4章のヒント36は同僚を思い出しました。

彼が求めているのは一緒になって「ヤダねー」と言ってくれる人なのである。「家を買いたい」と言ったときに、「この銀行のローンは安いわよ」と調べてくれる友人は必要ない。そういう友人は腹が立つ。

加藤諦三. 不安のしずめ方40のヒント (Japanese Edition) (p.122). PHP研究所. Kindle 版.

ようするに、同僚が時給が安いと文句を言ってきたら、わたしが取る正しい行動は「はらたつね〜」と言うだけでよかったんですね。

具体的に上司に話し合いの場を設けたりするのは完全なる大きなお世話だったわけです。

さらにわたしから時給をあげるように言ってくれるわけでもなく、自分で言えと言われたらそりゃ腹が立つでしょう。

でもその気持ちはわたしも痛いほどわかります。

わたしも過去に自分で行動をおこそうとしている時に「早く早く!」と言われて腹が立った経験があるからです。

誰だって自分のエネルギーがある時に行動を起こしたいもの。

それを他人にタイミングを決められちゃー納得いきません。

海に飛び込む時に、10秒後に息を吸い込んで飛び込もうと思っていたのに

まだ息を吸い込む前に「なんで飛び込まないの?こうすればいいんだよ?」と後ろから突き落とされる気分です。

 

みんな不安を抱えている

最後まで読んで思ったのは、やはりみんな不安を抱えて生きているということです。

誰しもが不安を抱え、その不安と向き合うのか、気にしないのか、気にするのか

性格によるところもあるということ。

ただ不安に支配されて自分が苦しくなる方向へ歩んでしまわないように前半のヒントを実行しながら改善していけば

もっと生きやすい人生になると感じました。

人は人、人の不安を自分が解決しないといけない理由はないし

さらにその不安は別に解決して欲しいものではないということがわかりました。

逆に解決案を出せば逆恨みされることもねw

これからは人が悩んでいても軽々しく関わらず、助けを求められたら手を差しのべようと思います。

わざわざ自分から苦しい選択をしないよう気をつけたいと思います。

これができれば、人生が楽になるような気がします。

不安のしずめ方40のヒントは中盤がすごく役立ちました。

励まされるし具体的な例も書いてくれてあるし

人の言うことをすぐ聞いてしまう、頼みごとを断れずに嫌な思いをしてしまう人にはぜひ読んでもらいたい本です。